SDGsという指針を作り、持続性ある社会を作ると世界が声をあげています。
写真は嬉しいことに、ある総合病院に納めたソファです。
その病院のInstagramで、なんと20年経っても現役とあげていただいた写真。
このソファは背もたれに少し特徴がありますが、総合病院の受付や待合などプレーンなソファ約50台を納めました。
ソファをデザインする上で、病院という医療空間で使うものだからこそ、具合が悪い、足が悪いなど、元気ではない方でも軽く腰掛けやすい高さを割り出し、硬めの厚いクッション材とソフトなクッション材を組み合わせて仕上げ(そのためにクッション部分がとても厚く仕上がっています)、立ちやすい(手をついても沈まない)、仕様に特徴のあるオリジナルソファを設計デザインし、家具職人の方々と制作しました。
持続しない仕組みや構造から商品や環境を作り、消費を促してきた大企業ですが、ユーザーに寄り添って考え作りあげる職人の技術は、SDGsと言われる前から持続性あるものづくりを行い、このように長く使うことができる技術が証明されています。よいデザインとは生産性だけではなく、持続性も大切であっるという良い例ではないでしょうか。
私たちはこれからも、無駄のない(廃棄の少ない)設計デザインと、永く使える良いものを提案していく姿勢は変わりません。
そして、この写真の様に、いつまでも大切にしていただけるようなデザインクオリティを維持していけたらと思います。